第4回河村 塔個展『秘密の未言』
河村君の個展にお邪魔してきました。今回は館林。ちょっとした旅行ですよこれは。
<詳細>
第4回河村 塔個展『秘密の未言』@SPACE-U
2006年6月10日~24日(土)
茶話会+ワークショップ
『言霊遊戯』
6月10日(土)・11日(日)・17(土)・18(日)・24日(土)
14:30より参加費500円(1ドリンク付)
※事前予約は不要です。
参加費をご用意して、14時30分までにSPACE-Uにお越し下さい。
SUPACE-U
〒374-0017 群馬県館林市つつじ町26-31
TEL/FAX 0276-75-3953
営業時間 12:00-22:00
東武線館林駅 徒歩30分 つつじ町バス停徒歩1分
今回のは行った人でないとわからない展示だよー、と河村君から聞いていたので、どんなことやるのかな~と思いつつ出掛けていきました(確かにそうでした…。後ほどできる限り再現してみますが…多分無理…)。というか、開催場所は遠いし、場所の検討なんかさっぱりつかないので、河村君と連れ立って行ったのですが。でも思ったより近かったです、館林。本当はバスで行くんですが、ギャラリーのオーナー・タカユキオバナさんが車で向かえに来てくれました。
昼ゴハンは電車の中で食べていたので、着いて早速展示を見せて貰いました。
展示ホールは、丁度教室の半分くらいの面積。ほぼ立方体の部屋は真っ白で、照明は蛍光灯。外の音はほとんど入らない、無の空間。
壁はぐるりと一面雨だれのように言葉に彩られていました。その言葉はぼんやり滲んでいて誰に
も読めないのですが、何かが書いてあるという、不思議な感じ。B4サイズの紙に印刷されたそれらが銀色のピンで留められ、壁中を覆っています(トップの写真がそれ)。上部二カ所しか止めてないので、すぐ傍を歩くと紙が人の後を追うようにひらひら捲れて綺麗。天井は白、蛍光灯。床はグレイ。丁度、降り注ぐ文字で水たまりができてるみたい。
その部屋の中央に、言葉の詰まった箱が置かれている。意味深な、時には残酷に時を抉る言葉がひとつひとつ透明のカプセルに閉じこめられていて、向かい合うと無言の対話が始まる。
しばらくその空間をぼんやり漂っていたのですが、自分がその箱の中に入ってしまったような、白い世界にいながら宇宙空間を彷徨うような、そんな感じがしました。
照明を消すと、オレンジ色のスポットライトに言葉と箱が浮かび上がって、内包される心地良さ。蛍光灯の輝くジーンという音も無くなって、聞こえてくるのは自分の足音と、腕にしている時計の秒針の音。
しばらく、光と闇の中を行ったり来たりしていました。
今回の展示に使っている言葉カプセルは、去年の10月に行われた個展の時にも使われていた物で、私はこれがとてもお気に入りなのです。カプセルに入ってる言葉なんて、なんかいいじゃないですか。その時は丸い薬瓶に入っていて、それがすごく大好きだったんだけど、今度の部屋+箱(インスタレーションと言う、部屋ごと展示にする表現方法なんだそうです)もいいなあ…と、思いました。なんか不思議と癒やされる空間でした。
その他にも彼の作品が物理作品(触れるもの、って事)、小説から漫画(原作を担当)まで全部楽しめる今回の展示は、分量は多いのにシンプルで、河村ワールド全開ってかんじで、すごく良かったです。
で、見た後にタカユキオバナさんと河村君としゃべっている間に、会期中の中日にあたる土曜日言うこともあってか、続々と人が到着。河村君は全員知ってるけど、私は二人を覗いて全くの初対面だったのでちょっと緊張していたんですが、「創作」という共通キーのお陰であっという間に和気藹々空間が…。
ということで、河村君、私を含めた9人で14時半くらいから茶話会+ワークショップ開催。3パターンの言葉遊びをしました。一つめは全員勝手がわからなくて自己紹介をしつつ手探りで…という感じだったんですが、徐々にヒートアップした二つめはかなり調子が出てきて、三つ目は爆笑のうちに幕を閉じました(笑)。紙に書いて残した物はあとで活字になるという事らしいのですが、その日が楽しみです(笑)。
新しい作品や、色々な創作をする人達と話ができて、貴重な休日になりました。24日まで開催しているので、よかったら出掛けてみてはどうでしょうか? できることなら、作品を見るだけでなく、ワークショップにも参加してみてください。普段眠っている脳の筋肉、全部使えますよ!
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